日本地震学会強震動委員会 第20回研究会

強震動委員会では,強震動研究とその関連分野の関係者が集う研究会を企画しております.その目的は,

1. 現実の社会の中で強震動研究の成果が一体どのように利用されているかを知りそれを強震動研究に反映すること,
2. 強震動研究の目指す目標をより高くしてゆくために,関連分野における最新の研究を学ぶこと,
3. 強震動研究とその関連分野に関わる人々との相互理解を深めること,

などです.研究会を積み重ねながら,強震動研究をより効果的に社会に役立てるための手がかりを見つけて行きたいと考えております.

このたび,第20回研究会を,以下のように実施することが決定しましたのでお知らせ致します.どうぞ奮ってご参加下さいますよう,お願い申し上げます.

【第20回研究会の概要】
日時:2011年2月1日(火) 17:00―19:00 (同日15:00〜17:00に開催される第80回強震動委員会の終了後)
場所:東京大学地震研究所・1号館3階セミナー室A(新館3階)
参加費:無料,登録:不要

講師:  泊 次郎氏(東京大学地震研究所・元朝日新聞科学部編集委員)
講演題目:「日本の地震学の歴史と地震防災(強震動)研究」
講演概要:
 1880年にお雇い外国人を中心に日本地震学会が創立されて以来、地震防災(強震動)の研究は、地震学が取り組むべき中心的な課題の1つとされてきた。ところが、戦後しばらくすると、地震防災(強震動)研究は地震学の中心からしだいにはずれていき、工学的な研究分野に近いものと見なされるようになった。強震動研究が地震学の中で“復権”したのは、阪神大震災以降である。このような歴史をたどることになったのは、どうしてなのかを、皆さんと一緒に考えてみたい。


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