日本地震学会強震動委員会 第31回研究会のお知らせ

 強震動委員会では,強震動研究の成果をより効果的に社会に役立てるための手がかりをつかむことを目的として,研究成果が社会でどのように活用されているかを知り,また,関連分野における最新の研究を学ぶため,強震動研究会を開催しております.

 このたび,第31回研究会を,以下のように実施することが決定しましたのでお知らせ致します.日本地震学会会員・非会員に限らずどなたでも参加できます.どうぞ奮ってご参加下さいますよう,お願い申し上げます.

【第31回研究会の概要】
日時:2017年10月24日(火) 19時〜20時30分 (18時30分開場)
場所:天文館ビジョンホール4Fホール (鹿児島市東千石町13番3)
参加費:無料
登録:不要

講師:鹿児島大学名誉教授 小林哲夫先生
講演題目:活火山とカルデラ火山−火山災害の実例と噴火予知・予測の現状−
概要:鹿児島県には多くの活火山と巨大なカルデラ火山が共存している.スケールの異なるこれら火山の全体像を理解するのは困難であるが,講演の前半では,活火山の代表として桜島火山の大正噴火(1914年)と口永良部島・新岳2015年噴火の火山災害を紹介し,活火山の噴火予知の問題点を紹介する.後半は活火山とは対極に位置する巨大カルデラ火山に関する話題である.鹿児島湾奥を占める姶良カルデラは約 3万年前に巨大噴火をしており,将来のカルデラ噴火の発生が懸念されている.現状ではカルデラ噴火の予知に対し否定的な意見が大勢であるが,火山地質学的な側面からカルデラ噴火の前兆現象を調べると,カルデラ噴火の100年以上前(〜1000年前)に特異な噴火の発生事例が多数見出されている.主に九州内のカルデラ噴火の前兆的噴火の事例を紹介し,カルデラ噴火の予知・予測が夢物語ではないこと,またその実現のために今後どのような研究を進めるべきかを紹介する.


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