日本地震学会強震動委員会 第32回研究会のお知らせ

 強震動委員会では,強震動研究の成果をより効果的に社会に役立てるための手がかりをつかむことを目的として,研究成果が社会でどのように活用されているかを知り,また,関連分野における最新の研究を学ぶため,強震動研究会を開催しております.

 このたび,第32回研究会を,以下のように実施することが決定しましたのでお知らせ致します.日本地震学会会員・非会員に限らずどなたでも参加できます.どうぞ奮ってご参加下さいますよう,お願い申し上げます.

【第32回研究会の概要】
日時:2018年3月5日(月) 16時〜17時30分 (15時30分開場)
場所:東京大学地震研究所 (2号館5F第一会議室)
参加費:無料
登録:不要

講師:名古屋大学減災連携研究センター 武村雅之教授
講演題目:復興百年誌:石碑が語る関東大震災

概要:2013年から3年をかけて関東大震災の慰霊碑、記念碑、遺構など神奈川県内の455カ所、634対象を調査した。これらの調査結果から見える関東大震災の復興について話す。慰霊碑・記念碑、遺構に刻まれていたのは、災害の記録だけでない。奇跡の復興を成し遂げた地域住民たちの姿が生き生きと描かれている。調査結果は『復興百年誌:石碑が語る関東大震災』(鹿島出版会)としてまとめた。今回はその内容の紹介でもある。生活者の目線で読み解く、防災・減災への貴重な証言集である。東日本大震災など最近の震災復興と比較すると、現代的な問題点も見えてくる。関東大震災は今も生きているのである。


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