日本地震学会強震動委員会 第36回研究会のお知らせ

*昨今のコロナウイルスに関する状況にかんがみ、延期となりました。開催時期は未定です。

 強震動委員会では,強震動研究の成果をより効果的に社会に役立てるための手がかりをつかむことを目的として,研究成果が社会でどのように活用されているかを知り,また,関連分野における最新の研究を学ぶため,強震動研究会を開催しております.
このたび,以下の通り研究会を実施することが決定しましたのでお知らせ致します.日本地震学会会員・非会員に限らずどなたでも参加できます.どうぞ奮ってご参加下さいますよう,お願い申し上げます.

【第35回研究会の概要】
日時:2020年3月4日(水) 講演17:00-18:00 (開場16:30)
場所:東京大学地震研究所1号館2階セミナー室
参加費:無料,登録:不要


講師:黒木英州氏 (気象庁地震火山部地震津波監視課)
講演題目: 正確な震度観測を行うために

概要:気象庁が地震発生後速やかに発表する震度情報は、防災機関が被害状況を把握し、適切な初動対応、広域応援態勢の確立のために利用されている。震度情報は、平成7年の阪神・淡路大震災を契機として、体感による震度から計測震度計による計測震度となり、客観的で迅速な震度情報を発表できる体制となった。現在、気象庁は地方公共団体や国立研究開発法人防災科学技術研究所などが整備した震度観測点を併せて活用し、一元的に震度情報として発表している。本講演では、適切な震度情報を発表するために、平成21年3月の「震度に関する検討会」(事務局:消防庁、気象庁)の報告書による震度計設置環境基準に基づいた震度情報への利活用と観測環境の維持について主に説明する。また、計測震度に対応する「気象庁震度階級関連解説表」について、現地調査やアンケート調査により点検していることについて触れる。


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