日本地震学会強震動委員会 第37回研究会のお知らせ

新型コロナウィルス感染症拡大防止のため,オンラインにて開催致します.

 強震動委員会では,強震動研究の成果をより効果的に社会に役立てるための手がかりをつかむことを目的として,研究成果が社会でどのように活用されているかを知り,また,関連分野における最新の研究を学ぶため,強震動研究会を開催しております.
 このたび,以下の通り研究会を実施することが決定しましたのでお知らせ致します.日本地震学会会員・非会員に限らずどなたでも参加できます.どうぞ奮ってご参加下さいますよう,お願い申し上げます.

【第37回研究会の概要】

日  時:2021年10月28日(木) 講演 16:00-17:00(開場15:45)
講  師:轟原 正義 氏(セイコーエプソン株式会社)

講演題目: 水晶MEMS技術を用いた高精度3軸デジタル加速度センサーの紹介

概要:一般的なMEMS加速度センサーでは加速度を電圧変化や容量変化に変換し検出するが,センサーを構成するアナログ回路はプロセス/電圧/温度変動の影響を受けやすく慎重に取り扱う必要がある.また,高ダイナミックレンジ化と高精度高分解能化にはトレードオフがある.Quartz時計の製造をルーツに持つ弊社は,水晶微細加工技術および高精度発振回路技術の蓄積をベースとした要素技術開発により,これら困難を原理的に解決した.まず,錘付きカンチレバー構造と双音叉振動子を2点結合することで,加速度変化を共振周波数シフトとして検出する水晶MEMS加速度トランスデューサーを作製しダイナミックレンジの制約を取り除いた.次に,高速高分解能の周波数計測を実現するため,周期干渉パターン(モアレパターン)が微小な周期変化で大きく変化することに着目し,基準クロックとの周波数比を検出するアルゴリズムに改良を重ね,アナログ回路を極限まで排除する周波数デジタル計測IPを開発した.講演では上記要素技術について解説し,高ダイナミックレンジと高精度高分解能を両立する水晶3軸デジタル加速度センサーおよび計測の具体例を紹介する.

開催方法:Zoomミーティングによるオンライン開催

※参加に必要となるネットワーク接続環境等は各自でのご用意をお願い致します.
※研究会進行の妨げとなる不適切な行為の対策のために,開催者側でZoomの機能で録画を行います.問題が発生しなければ,録画したデータは研究会終了後に消去致します.各参加者がZoomの録画機能を使用することはできません.また,いかなる手法により本研究会の録画・録音をしたり,スクリーンショットを取得したりすることを禁止致します.

参 加 費:無料
参加申込:必要(先着70名).Zoomによる事前登録とします.こちらからお申し込みください.

○お申込みの際,「名」と「姓」をご入力いただく欄がございますが,姓と名を逆にしてご入力ください.
 例:強震 太郎の場合 「名」に強震,「姓」に太郎と入力

○登録後,ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます(数日かかる場合がございます).ご自身でZoomのライセンスをお持ちで言語が英語になっている場合は一部必要な情報が届きませんので,プロフィールからZoomの言語を日本語に修正してからご登録ください.

募集開始:2021年9月21日(火)
募集締切:2021年10月27日(水)(定員に達した時点で締め切らせていただきます)

ご提供いただいた個人情報は第37回強震動研究会にのみ使用し,日本地震学会のプライバシーポリシーに基づいて取扱います.

問い合わせ先:
第37回強震動研究会担当
E-Mail:kyoshin-c@googlegroups.com(アットマークを半角にしてください)


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