日本地震学会強震動委員会 第40回研究会のお知らせ

 強震動委員会では,強震動研究の成果をより効果的に社会に役立てるための手がかりをつかむことを目的として,研究成果が社会でどのように活用されているかを知り,また,関連分野における最新の研究を学ぶため,強震動研究会を開催しております.

 このたび,以下の通り研究会を実施することが決定しましたのでお知らせ致します.日本地震学会会員・非会員に限らずどなたでも参加できます.どうぞ奮ってご参加下さいますよう,お願い申し上げます.

【第40回研究会の概要】
日時:2023年1月30日(月) 講演 17:00-18:00 (開場16:30)
開催方法:現地開催およびZoomによるハイブリッド開催
会場:東京大学地震研究所1号館2階セミナー室(東京都文京区弥生1-1-1)
※新型コロナウイルスの感染状況により,完全オンライン開催への変更が生じた場合は,
 速やかに強震動委員会のホームページにて情報をお伝えします.
参加費:無料
参加登録:完全オンライン開催への変更可能性があるため,全員参加登録が必要です(先着70名).こちらからお申込みください.
募集開始:2022年12月20日(火)
募集締切:2023年1月30日(月)(定員に達した時点で締め切らせていただきます)

講師:木全 宏之 氏(高圧ガス保安協会)
講演題目:サイトスペシフィック地震動を適用した高圧ガス設備の耐震設計について

概要:
 経済産業省では,大規模地震に対応するため,高圧ガス設備の耐震設計に従来の画一的な地域毎の地震動でなく,設置地点毎の地震動(サイトスペシフィック地震動)を適用し,最新の知見を柔軟に取り入れることができるよう仕様規定の耐震告示を大幅見直しし,平成30年に新耐震告示を制定して性能規定化した.本講演では,サイトスペシフィック地震動適用の普及・拡大を図るため,経済産業省から当高圧ガス保安協会への委託調査研究事業の成果として,以下3つの内容について紹介する.
①耐震設計基準の改定動向:性能規定化やサイトスペシフィック地震動に係わる国際動向,我が国の動向,高圧ガス分野の動向について紹介する.
②サイトスペシフィック地震動予測の例示:サイトスペシフィック地震動の算定フローについて示し,堺・高石コンビナート地区を対象に同フローに従って算定したサイトスペシフィック地震動について紹介する.
③サイトスペシフィック地震動を適用した耐震設計の例示:球形貯槽を対象に②で予測したサイトスペシフィック地震動を適用し,主に3次元FEM地震応答解析による耐震設計について紹介する.


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