2004年度 強震動委員会議事録


第47回強震動委員会議事録
日時:2004年5月10日12:15-13:15
場所:幕張メッセ国際会議場203会議室

出席者:横井委員長、青井、岩田、植竹、香川、纐纈、笹谷、武村、堀家、山中(以
上委員)、藤原、古村、本田、野津、盛川、川辺(以上オブザーバ)

資料
(1) 前回議事録(横井より提出)
(2) 平成16年度調査班構成案(横井より提出)
(3) 強震動委員会・第3回研究会の報告(ニュースレター投稿原稿、大堀より提出)

議題
1. 前回議事録の確認
前回議事録が承認された。
2. 平成16年度体制(調査班の再構成)
・ 新年度の委員会活動の班構成に関して、横井委員長から配付資料をもとに提
案があった。
・ 現在の3班から成る体制の枠組みを継続することとし、新たな班の新設につ
いては年度途中であっても臨機対応することにした。委員長は緊急に各班の班長を確
認する。
3. 平成16年度の体制(委員交代など)
・ 新年度に向けて4名程度の委員の退会が考えられるため、委員の補充につい
て議論した。
・ 各班毎に班長が委員の構成を確認し、委員の不足分を公募により補充するこ
とにした。
4. 学内外の動きおよび対応
・ 岩田より「阪神淡路大震災10周年地震工学シンポジウム」の準備状況につい
ての情報提供があった。
・ また、横井と纐纈から同シンポジウム前後に国連が別のシンポジウムを神戸
で計画しているとの情報提供があった。
・ 纐纈より、「大大特国際ワークショップ(6月20-21日東大地震研究所)」の
情報提供があった。
・ 香川より、強震観測部会が企画している、「日本の強震観測50年のシンポジ
ウム(10月末、2日間)」について情報提供があった。
5. 次回日程
7月21日(水) 13:30− 地震研究所第2会議室 
委員会終了後に第4回研究会を実施する。



第48回強震動委員会 議事録
日時 2004年7月21日(水) 13:30〜16:00
場所 地震研究所第2会議室

出席者:青井、岩田、植竹、大堀、香川、工藤、纐纈、笹谷、佐藤、古村、武村、盛川、山中、(以上委員)、畑山、松崎(以上オブザーバ)

会議に先立ち、横井委員長が急用により出席できなくなったので、幹事(岩田)が議事代行を勤めることが提案され、了承された。

資料
(1) 前回議事録
(2) H16年度強震動委員会名簿
(3) 調査班Bの活動計画案
(4) 調査班Cの活動計画案

議題
1.前回議事録が確認された
2.各調査班の活動に関して
(1) 調査班B(山中)より、強震動講習会を東京地区または地方(札幌、仙台、名古屋など)での開催計画が示された。東京ではこれまで講習会が2回行われていることから、今年度は名古屋を会場とし、講義内容には従来のテーマに加えて、さらに最新の強震動予測地図についての解説を加えることとした。会場、時期(おおよそ12月初旬頃)などについてこれから具体的に検討することとした。次に、強震動委員会ホームページ(HP)を充実させるために、強震動研究のリンク集を整備することが提案された。これらの作業を効率よく進めることができるように、学会HPに設けられた強震動委員会のページを委員が管理できるように、HPの管理・運営に関して広報委員会と相談することにした。
(2) 調査班C(大堀)より、今後の研究会の話題案を中心とする班内での議論について、提出資料を用いた説明があった。また、委員会終了後に北村春幸先生(東京理科大学)による第4回の研究会が行われること、第5回(9月)は中川氏(時事通信社)に講演をお願いする旨準備中であるとの紹介があった。
(3) 青井より調査班A(久田)では合同大会の計画、ASC対応についてのメールでの議論など現在の準備状況の説明があった。

3.学会内外の動きおよび対応
・ 工藤より「地震工学の最前線」と題したシンポジウムが12月9日に学術会議で行われるとの話題提供があった。
・ 武村より「子供サマースクール:六甲の秘密」が8月7〜8日に六甲山で行われること、現在申し込み期間中であるとの紹介があった。
・ 山中より2006年度地震工学シンポジウムの開催に関して検討経過の説明があった。
・ 植竹より中国高校生地震交流団の訪問に関して話題提供があった。
・ 纐纈よりWPGMの特別セッションに関する報告があった。
・ 纐纈より阪神淡路大震災10周年地震工学シンポジウム(東京・淡路島)の準備状況について話題提供があった。また、岩田より淡路島でのパネルディスカッションと一般セッションについての追加説明があった。
・ 香川より強震観測事業推進連絡会主催、日本地震工学会と地震研究所が共催する「日本の強震観測50年シンポジウム」が11月9〜10日の日程でつくばで開催されるとの話題提供があった。
・ 盛川より、日本地震工学会年次大会が現在受付中である旨説明があった。

4.その他
・ 青井よりK-NETの更新状況に関して説明があった。
・ 全国の震度計の更新と集約が今後進みつつある可能性を踏まえ、震度計の設置に関する強震動委員会の意見を集約した提言を纏めることとした。当面、幹事団がワーキンググループとなり、委員の意見を集約することにした。
・ 纐纈から10月にアルメニアで行われる第5回ASC大会に平原副会長がASC日本代表で、また纐纈がパイロットプロジェクト日本代表として出席することが報告された。
・ 次回日程 9月30日(木)13:30−16:00、なお、委員会終了後に研究会を行う。



第49回強震動委員会 議事録
日時 2004年9月30日(水) 13:30〜14:00
場所 地震研究所第2会議室

出席者:横井(委員長)、岩田、植竹、大堀、香川、工藤、纐纈、佐藤、芝、武村、東、久田、古村、盛川、山中(以上、委員)、松崎、中川(以上、オブザーバ)

資料
(1) 調査班Aの活動報告(久田)
(2) 調査班Bの活動計画案(山中)
(3) 調査班Cの活動(大堀)

議題
1.前回議事録(ニュースレター掲載済み)が確認された。
2.各調査班の活動に関して
(1) 調査班A(久田)より、2005年度合同大会での強震動研究関連セッションとして、「1995年阪神・淡路大震災から10年−強震動研究の発展と展望」と題して、震源、地盤構造、強震動予測、強震観測など、強震動研究全体を網羅した特別セッションの提案があった。これに対し、発表テーマを絞ること、他の委員会のセッション提案を確認すること、などについて議論があった。これらの意見をふまえ、久田委員と纐纈委員をコンビーナとする特別セッションの準備を進めることにした。
(2) 調査班B(山中)より、委員会で出版を予定している強震動研究の解説書について、現在原稿の修正の段階にあることが報告された。香川より、強震動講習会(12月4日(土)、開催地東京)の準備状況について報告された。講義内容をこれまでの概要的なものから、例題を多用した実践的なものに設定している旨説明があった。講義計画に対して内容と分量が多いとの意見があり、委員会で検討の結果、講義スケジュールの一部を修正し、時間に余裕を持たせることにした。調査班では、講義資料配と予算、会場について具体的に詰めることにした。山中より、強震動委員会のHPを充実させるために、学会HPの外に強震動委員会のサーバを用意し、強震動研究のリンク集や委員会活動に関する新着情報の掲示などを行う計画が紹介された。今後、外部サーバの管理や公開前の内容のチェックシステムについてさらに検討を進める旨説明があった。
(4) 調査班C(大堀)より、第4回の研究会の報告をニュースレターに投稿した旨報告があった。また、強震動委員会終了後に、第5回の研究会が時事通信社中川氏を講師に迎え開催されること、そして今後の研究会の題案がいくつか紹介された。

2.ASC対応について
・ 横井より、WPGMの強震動特別セッションが盛況のうちに終了し、特に台湾からの発表が多かったことが報告された。
・ 横井より、ASCのパイロットプロジェクトとして、今後10年をかけて主要都市のマイクロゾーネーションを進める研究提案が出されていることについて、日本地震学会では強震動委員会が対応窓口を当面続けることが理事会決定した旨報告された。また、植竹より、次次回(2008年開催)のASC総会を日本で開催することが理事会で検討される予定であることが紹介された。なお、10月のASC総会(アルメニア)には纐纈委員と平原副会長が出席し、パイロットプロジェクト会議で意見交換と情報収集を行う。

3.委員の追加公募に関して
岩田より、強震動委員の公募に対し、多数の応募があったことが報告された。委員会で応募者の活動提案内容とこれまでの学会活動を考慮して、応募者の中から3名に委員を委嘱することを決定した。

4.その他
・ 横井より日本地震工学シンポジウム運営委員会に山中委員と芝委員を推薦することが報告された。
・ 岩田より、阪神淡路10周年記念として、東京と淡路島夢舞台を会場に1月13−16日に行われる、国際シンポジウム(ISEE Kobe2005)について、1sサーキュラーをもとに内容紹介があった。現在講演者をまとめてプログラム構成の段階にある旨説明があった。
・ 古村より、地震学会秋期大会(福岡)では紀伊半島東方沖の地震の緊急セッションが開催され、ここに42件のポスター発表が行われる旨紹介があった。また、記者説明会(9日)では強震動と防災に関する関心が高いので、強震動委員への参加の依頼があった。
・ 工藤より、地震工学・防災科学の分野での大型研究プロジェクトの成果と今後の研究の方向を展望する「地震工学・防災科学研究の最前線」シンポジウム(主催:日本学術会議地震工学専門委員会と自然災害工学専門委員会、20004年12月9日、学術会議講堂)が開かれる旨、情報提供があった。

5.次回日程
11月18日(水)13:30−16:00 地震研究所



第50回強震動委員会 議事録
日時 2004年11月18日(水) 13:30〜
場所 地震研究所第2会議室

出席者:大堀、香川、岩田、纐纈、芝、古村、久田、司、畑山、松島

資料
(1)前回議事録
(2) 議事次第
(3) 調査班Bの活動(芝)
(4) 調査班Cの活動(大堀)

議題
1.前回議事録ニュースレターが確認された
2.各調査班の活動に関して
(1)調査班B(芝)より、強震動委員会の強震動関連サイトリンク集を載せたWebページを準備中であることが報告され、リンク集に追加する情報提供の依頼があった。研究所のWebトップページではなく、研究室サーバなどに直接リンクを張るように工夫しており、今後カテゴリー分けについて考えていく。プロバイダ(Asahi-net)のディスク容量が十分(約100GB)あることから、今後の強震動委員会の活動をここに掲載していく予定である。学会のHPから強震動委員会のWebページへのリンクを張るように広報委員会に依頼することにした。

(2)調査班B(香川)より、強震動講習会(12月4日)の申し込みがこれまで27件あり、最終的に30名程度になる模様であることが報告され、講習会の準備状況について説明があった。学生の参加者を増やすために、学生割引を導入することについて検討した。今年度は既に参加費が納入されていることから、次年度に向けた継続課題とした。

(3)調査班C(大堀)より、前回の研究会の報告をニュースレターに投稿した旨、説明があった。今後の研究会の企画として、「各機関(たとえば、推本や内閣府など)が採用した震源モデル、強震動評価手法」に関する話題提供として、実務に携わった方を講師に招くこととし、候補者を具体的に検討した。また、「土木構造物の設計入力地震動」の話題について、代表的な土木建築物を2種類程度取り上げ、それぞれ2名の講師にお願いすることにした。現在計画中の7話題が終了した段階で、今後の研究会の話題を、新しい委員の意見を取り入れて考えること、あるいはこれまでの話題をさらに深めた研究会を行うことを考えているとの説明があった。委員からは、話題案として、「都市防災」、「ダイナミックな震源モデル」に関して講師の推薦があった。
(4)調査班A(久田)より、合同大会の特別セッション「阪神淡路大震災から10年:地殻内地震の強震動研究と2004年新潟県中越地震」の開催について説明があった。他の関連する特別セッションとの重複を考えながら、今後招待講演の人選を考える。

4.その他
・ 横井より、秋季大会の会期中に開催された理事会の話題として、代議員選挙が1月に行われること、科研費審査委員の学会推薦がなくなったこと、EPS特集号「紀伊半島沖地震」が発行されること、学術会議の改組に伴い、地震学会の代表権を残すために地球惑星連合設立準備会が発足し、平原副会長が代表として参加していることについて報告があった。
・ 纐纈より、ASCに出席した平原副会長がビューローメンバーに選出されたこと、2008年のASC大会に日本開催を立候補する予定であることについて説明があった。
・ 工藤(古村代読)より新潟県中越地震の速報・検討会が災害調査委員会主催、強震動委員会協力で11月12日に地震研究所で行われ、約60名の参加があったことが報告された。内容はニュースレターと災害調査委員会のHPに掲載される。
・ 横井より、地震工学会による新潟県中越地震報告会が12月21日(火)に開催される旨、話題提供があった。
・ 司より、11月27日に東工大長津田キャンパスすずかけホールで新潟県中越地震の報告会が行われる旨、話題提供があった。
・ 松島より、新潟中越地震の余震強震観測のために川口町付近の小学校を中心に強震計を設置したことについて紹介があった。
・ 山中より、振興調整費での補助により川口町周辺のアレイ微動観測を行っている旨、紹介があった。

次回日程
 委員会後にメールにより調整の結果、1月19日15時30分より地震研第2会議室で開催することになった。



第51回強震動委員会

日時:2005年1月19日(水)13:30−
場所:地震研究所第2会議室
出席者:横井委員長、青井、岩田、植竹、大堀、香川、工藤、纐纈、笹谷、司、芝、畑山、久田、古村、松島、盛川(以上、委員)、松崎(オブザーバー)

配布資料 
(1) 前回議事録
(2) 調査班Bの活動(強震動講習会報告)
(3) 調査班Bの活動(Turkey Flat)
(4)消防庁震度情報ネットワーク(自治体震度計)の現状について(畑山)
1. 前回議事録
前回(第50回)議事録が確認された
2. 各調査班の活動について
(1) 調査班B(香川)より、12月4日の強震動講習会「強震動予測−その基礎と応用」の開催報告と収支の説明があった。受講者のアンケートの集計結果が回覧され、おおむね好評であったとの感想が紹介された。資料配布の印刷方式や配布の形態、学割の導入、会場の規模ついての意見交換を行った。次年度の講習会では学割を導入する方向で準備を進めることにした。開催報告は受講者の一人の感想を含めてニュースレターに投稿される。
(2) 調査班B(芝)より、強震動テキストの出版の準備が山中委員により順調に進んでいることが報告された。また、強震動委員会の新しいHPが既に学会HPにリンクされていること、今後コンテンツを増やしていく予定であることの説明があった。
(3) 調査班C(大堀)より、本日16時から、話題案3に関する研究会が増田氏(応用地質)を講師に行われる旨説明があった。また、話題案5では代表的な2種類の土木構造物の耐震設計について取り上げる、に橋梁の設計に関する講演を川島先生(東工大)から快諾を得ており3月中旬に行いたいとの提案があった。これに対し、早急に委員会の日程を調整し、これに合わせて研究会を実施することにした。
(4) 調査班A(久田)より、合同大会の特別セッション「阪神・淡路大震災から10年-地殻内地震の強震動研究と2004年新潟県中越地震」の趣旨説明と招待講演者の候補者について提案があった。主な招待講演の内容候補として、長期的地震予測、強震動予測手法、成果の活用に関する提案に対して、意見交換が行われ、これをもとに後日調査班長がメールで招待講演の案を委員に図ることにした。
3.その他
・ 畑山より、配付資料をもとに自治体震度計の現状に関する消防研究所の調査結果について説明があった。H17年度内に「次世代震度情報ネットワークのありかた」に関する検討委員会の提言の取り纏めが行われることに合わせて、強震動委員会から意見を述べることの是非について意見交換が行われた。震度ネットワークの充実のために は、強震波形データ利用の研究的側面を説明することはもちろんのこと、約3000点という高密度な震度ネットワークで取得される計測震度値及び波形、さらにはそこから得られる研究成果が社会や自治体に直接もたらす利点についても具体的に示すことが重要であるとの意見が出た。この議論は継続審議とし、さらに情報を収集する。
・ 岩田より、Turkey Flatでの強震動予測テストのプロジェクトの詳細がwebに掲載された(一部準備中)ことが報告され、その内容について配付資料をもとに説明があった。
・ 笹谷より北海道のKiK-net観測点の地表地震計の設置方位の調査結果について配布資料(前田・ほか、2004, 北大地球物理研究報告)をもとに説明があった。
・ 芝より、日本地震工学シンポジウムの開催が2006年11月頃に決定したこと、シンポジウムの運営委員への地震学の意見として、査読方針や地震工学会年次大会との区別化について議論をおこなった。シンポジウムProceedingsはページ数を少なくして査読の期間を短くする、査読を無くして投稿しやすくするなどの意見が出た。
・ 横井より、IASPEI-ASC会議が世界国際防災会議でのシンポジウム(淡路島)が1月19日に準備されていたが、パイロットプロジェクト事務局の準備が整わずキャンセルとなったことが報告された。

次回日程 3月14日または15日 13:30−地震研究所(調整中)。委員会終了後に研究会を開催する[調整の結果、3月14日に決定]。



第52回強震動委員会 議事録

日時:2005年3月14日(月) 13:00−16:00
場所:地震研究所第2会議室
出席者: 横井(委員長)、岩田、植竹、大堀、工藤、纐纈、司、武村、畑山、久田、古村、松島、山中(以上、委員)、松崎(以上、オブザーバ)

配布資料
(1) 調査班Aの活動(合同大会特別セッション投稿状況)
(2) 平成16年度事業報告案

議題: 各調査班からの活動報告

1. 前回議事録
前回議事録(ニュースレター掲載済み)が承認された
2. 各調査班報告
(ア) 調査班B(山中)より、H16年度事業として、第3回強震動講習会の開催、出版物の編集作業の進行、強震動委員会Webの構築が報告された。次年度の強震動講習会について、これまで3年間にわたって担当してきた香川委員から交代の希望があり、これを承認した。来年度も講習会を実施することとし、調査班では次年度すぐに担当者を決め、講習会の日程と内容を含めた準備に取りかかることにした。
(イ) 調査班A(久田)より、2005年度合同大会での特別セッション「地殻内地震の強震動の研究」の日程が確定し、現在プログラムを現在編成中であることが報告された。招待講演4件を含み合計28件の講演申し込みがあった。
(ウ) 調査班C(大堀)より、前回の強震動研究会の報告がニュースレターに掲載されたことが報告された。現在進企画中の2話題(地震調査研究推進本部の強震動予測関連、橋梁以外を対象とした土木構造物の耐震性に関する話題)が終わった段階で、今後の研究会の進め方について新年度の調査班で検討することにした。また、本日委員会の後に第7回の研究会(強震記録の利用と橋梁の耐震設計:講師川島一彦東京工業大学教授)を開催する旨紹介があった。
3. H16事業報告、H17事業計画について
横井より、平成16年度の事業報告案について配布資料をもとに説明があった。これに対して委員会での議事事項について補足して理事会に事業報告を提出することにした。平成17年度事業計画として、第5回強震動講習会の開催を提案することが承認された。


幹事(岩田)より、各調査班において5月の新年度最初の委員会までに、各調査班で新しい班長を決定し、運営体制を整えるよう指示があった。

4.その他
・ 横井より、日本地球惑星科学連合を発足に向けて、地震学会から平原副会長が代表となり準備を進められていることの説明があった。また、日本地震学会でアジア地域の地震観測・研究者が意見交換を行うためのメーリングリストの立ち上げが計画されており、日本地震学会構成員とこれまでコンタクトのあった諸外国の観測・研究者への参加を呼びかける文書の準備が現在進められている旨経過報告があった。
・ 山中より、日本地震工学シンポジウムが、東工大大岡山キャンパスにおいて2006年11月3〜5日、または10月7〜9日のいずれかの日程で現在調整中であることが報告された。発表論文は査読付き論文を前提として、査読および投稿の仕方を見直している。なお、運営委員には強震動委員会からは芝委員と山中委員(日本地震学会からの代表)、武村委員(震災予防協会から)が加わっていることが紹介された。
・ 古村より、IASPEI大会が2005年10月2〜8日の日程で、チリ・サンチャゴで開催されることが紹介された。強震動と地震工学に関して2つの大きなセッションが設けられる。なお、アブストラクトの締め切りは5月16日(ポスターは4月16日)である。
・ 古村より、3月17日に地震研究所で新潟県中越地震観測に関するワークショップが開催される旨紹介があった。
・ 岩田より、3月16〜17日に科学技術研究振興調整費「地震災害軽減のための強震動マスターモデルに関する研究」の成果報告会が日本青年館で開催される旨情報提供があった。
・ 山中より、6月4日に小林啓美先生の追悼講演会が東工大すずかけ台キャンパスで開催される旨紹介があった。
・ 横井より、前回の委員会に引き続き自治体の震度計に関する話題提供があり、これに対して意見交換を行った。自治体に地震波形を記録することのメリットを説明する必要性、自治体の震度計データの流通に対して研究者が協力する必要性などの意見が出た。また、震度計ネットワークの運用に関わる電話回線使用料の軽減のために、インターネット技術利用の可能性について意見交換を行った。また他学会でも震度計ネットワークのありかたの提言に向けて準備が進められているとの情報があり、早急に他学会の情報収集を行う事になった。

5.次回日程 5月24日(火)合同大会会期中の昼休みに実施する。


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