南海トラフ地震臨時情報を震災軽減に役立てるにはどうすればよいですか?
FAQ3-3で示した様に、「南海トラフ地震臨時情報」は「黄色信号」なので、不特定多数の人が一斉に避難する(あるいは避難しない)という情報としては本来使えない情報です。しかし、津波からの避難が間に合わない一部の地域では、あらかじめ避難しておくことも考えられます。避難をしない場合でも、通常の活動をできるだけ阻害しない範囲で、大規模地震に対して個別に警戒レベルをあげて生活するということが求められていると思います。
お住いの地域、避難所までの距離、ご自身や大切な方の移動速度などを自分で考えてあらかじめ検討しておき、いざというときに行動することが重要です。
「巨大地震警戒」の臨時情報が出る状況は、すでに津波警報等が発表され、避難等の防災対応をとっている可能性が高いです。さらに大地震が時間差で発生することを考慮して、津波からの避難が間に合わない一部の地域では、引き続き1週間、避難を継続する、といった防災対応をとる必要があります。